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東京マラソン2026のCO2排出量を“見える化”し、次の一歩へ— 走る楽しさを、未来につなぐサステナビリティ —よくある質問について

2026.02.19

ここまで読んで『Scopeって何?』『t-CO2eqって?”』など、気になる言葉が出てきた方へ。
よくある質問をまとめました。気になるところから読んでみてください。
■t-CO2eq、Scopeなど、この記事で出てくる基本用語と図の見方について

Q1. 「t-CO2eq」って何の単位?

A.CO2以外の温室効果ガスも、温暖化への影響の大きさに合わせて「CO2に換算した量」で表す単位です。
ガスの種類によって“地球をあたためる力”が異なるため、ひとつのものさし(t-CO2eq)でまとめて比べられるようにしています。

Q2. Scope(スコープ)って何?(Scope1・2・3)

A.Scopeは「どこから出たCO2か」を分けて整理する考え方です。
・Scope1:主催者が燃料を燃焼するなどして直接排出
・Scope2:購入した電力・熱などの使用に伴う排出
・Scope3:移動・宿泊・物品調達・輸送など、幅広い活動に伴う排出

Q3. 「算定範囲(境界条件)」って何?

A.「何を計算に入れて、何を入れないか」という線引きのことです。たとえば「移動」でも、対象(ランナーだけ?関係者も?)や推計方法で結果が変わります。
算定範囲が違うと数字も変わるため、CO2排出量を開示する際は範囲の説明がとても大切です。

Q4. なんで東京マラソンは「2つの軸」で見せているの?

A.Scopeは国際的に使われる考え方で信頼性が高い一方、初めて見る人には少し分かりにくいことがあります。
そこで東京マラソンでは、Scopeに加えて「主な活動(移動・宿泊など)」でも整理し、“どこで(Scope)”דなにで(活動)”排出が大きいかを分かりやすく見せています。


■「事前算定って何?」「どうやって計算しているの?」など、算定方法や精度について

Q5. なぜ大会前に「事前算定」を行ったのですか?

A.大会が始まる前に「どこで多くのCO2が出そうか」を予測し、効果的な対策を考えるためです。
東京マラソン財団は、サステナビリティパートナーであるアスエネ株式会社とともに、3年かけて地球にやさしい大会づくりを進めています。
その1年目の大切な一歩として、まずはデータを集め、どこをどれだけ減らせるかを考えるために計算を行いました。

※事前算定は2025大会のデータを基にしています。

Q6.排出量は、具体的にどのような方法で算定しているのですか?

A.東京マラソン2026では、世界共通の考え方(GHGプロトコルなど)に基づき、大会に関わる活動を数値化しています。
会場で使う電気や燃料だけでなく、移動、給水・給食、物品の調達、廃棄物処理などを対象にし、活動量に係数(排出係数)を掛け合わせて、目に見えにくいCO2排出量を整理しています。

Q7. 「事前算定」って当日の結果と同じ? 正確性はどう考える?

A.ぴったり同じになるとは限りません。
事前算定は、大会前に「こうなりそうだ」と予測する計算だからです。天気や参加者の動き、運営条件、輸送の量などによって、当日の実際の数字は変わることがあります。
一方で、事前算定でも国際的な基準に沿って計算し、どの活動(移動・宿泊・物品など)が大きいかを整理できるため、「どこに重点を置くべきか」を考えるための十分な手がかりになります。
東京マラソンでは大会後に、実際のデータをもとにした「事後算定」も行い、データの集め方を改善しながら、より正確で信頼できる情報を継続的に届けていきます。


■事前算定の結果(総排出量や内訳)から、どこが大きな要因だったのか

Q8. 東京マラソン2026の排出量はどれくらい?

A.事前算定では 26,029 t-CO2eq です。Scope別に見ると、ほとんどが Scope3(移動や宿泊など) にあたります。

Q9. いちばん大きい原因は何ですか?

A.関係者の移動です。全体の 88.4% を占めます。
つまり、会場で使う電気などよりも、「大会に参加・関わるための移動(距離や手段)」が大きく影響しています。

Q10. なんで「移動」がそんなに大きくなるの?

A. 東京マラソンは、ランナーだけでなく、運営スタッフ、ボランティア、関係者、応援する人など、多くの人が関わるイベントです。
多くの人がそれぞれ移動することで、移動の総量が積み上がり、排出も大きくなりやすいのです。


■2026年〜2027年以降の方針と、参加者・関係者としてできること

Q11. 私たちにできることってあるの?

A.あります。無理のない範囲で十分です。
たとえば、できる人は次のような選択ができます。

・公共交通を選ぶ
・移動回数や距離を工夫する
・使い捨てごみを減らす(マイボトルなど)
など、できることから選べる“選択肢”を増やすことが大切です。

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